カテゴリ: つれづれ日記
県内外を問わず、子どもの本の関係者の方から励ましをたくさん受ける。
絵本というのは大人と子どもをつなぐ場だ。テレビもゲームもそこには人間との会話がない。子どもたちが「これ読んで」と本を持ってくること自体がコミュニケーションをつくる作業になる。
絵本の中には、大人をも感動させる深い内容が含まれているものも多い。ぼくは、大人ももっと絵本を読んでほしいと思う。
絵本の内容ももちろん大切だが、本を読むという行為が日常生活の中に組み込まれていくことが重要だ。会話をし、文字や絵を読むことにより、想像力が広がり、感性が豊かになる。
楽天が公用語を英語にしたというニュースが流れた。国際展開をする会社にとって、それはひとつの選択肢だろう。しかし、どんなに英語がうまくても、語れる中身がない人間ではどうしようもない。
数学者の藤原正彦氏も言っているが、思考力の根幹は国語力を鍛えることによってこそ育つ。
幼児のときから、本に親しむことは、人間の成長にとって欠かせないことだ。子どもの本の読書運動をいろいろな立場の人と協力して進めて生きたい。
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