カテゴリ: つれづれ日記
9月1日付けの長野日報で「松本氏が“当選”」という記事が出ていた、と何人かの人から連絡をいただいた。記事の内容は、7月末に下諏訪向陽高校が全校生徒に呼びかけて行った県知事選模擬投票の開票を8月31日に行ったというものだった。松本猛133票、阿部守一93票、腰原愛正68票。記事には「高校生ならではの『教育』を重要施策に挙げる声が多く、大人たちの選挙とは違った結果がでた」とある。
高校生たちが教育に関心を持つということは、切実な問題だからに違いない。しかし、ここでも投票率の低さが気になった。一年生は社会科の授業として取り組んだために96.6%だったが、2年生は26.4%、3年生は22,4%。
ある調査によると高校生の現状は「2人に1人が自分は人並みの能力はないと言い、3人に1人が孤独を感じ、5人に3人が自分はダメな人間だと思っていて、5人に4人がなんだか疲れている。そして、5人に3人が自分が参加しても社会は変わらないと言う?」という結果がある。5人に3人が自分が参加しても社会は変わらないと考えていることが、若い人たちの投票率の低さにつながるのだろう。
だからこそ、教育の問題が大切なのだ、とぼくは訴えたい。自分たちの生きている社会に関心を持つためには小さいときから、大人と一緒になって自然に親しみ、多様な人間関係を経験し、読書に親しむことが大切なのだ。このことは地域と学校と親が一緒になって取り組まない限り実現しない。
もう一つ、8月31日の信毎の記事で興味深かったものがあった。阿部新県政世論調査の中で、浅川ダムを一時中断して再検証をするべきだという意見が43.1%、工事中止をするべきだ、が18,3%。あわせると61.4%の人がこのまま進めることに疑問を呈している。ちなみに本体工事を進めるべきだは26,7%。ぼくが選挙を通して、浅川ダムは再検証すべきだ、と訴えてきたことが多くの人の心に届いていたということは素直にうれしい。
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