カテゴリ: 活動情報 >雑誌・新聞掲載・出版
信州大学イノベーション研究・支援センターと信州大学経営大学院が主催する「信州イノベーション大賞」に「安曇野アートライン」が選ばれた。安曇野アートラインは安曇野市から白馬村までの美術館を結んで1998年に発足し、現在17の美術館・博物館・国営公園が参加している。 授賞理由は「文化芸術による地域イメージの確立を目的とする、一過性ではない、時間をかけて熟成させる新しい地域ブランド戦略」が評価されたということだ。確かにアートラインは一館だけではできない広報・宣伝活動やサマースクールなど地元の人も観光客も参加できるイベントに自治体の支援も受けながら取り組み、美術館活動の連携を図ってきた。その中で、安曇野アートラインは雑誌やテレビなどの企画にも度々取り上げられるようになった。 設立して一番驚いたのは、地元の人たちがこの地域にたくさんの美術館があることを知らないことだった。複数の美術館がグループを形成しマップを作ることによって、初めて人々に認知され、安曇野の観光資源になりえたのだ。 10年間の活動は軽井沢や諏訪湖や八ヶ岳の美術館群にも影響を与え、この1月には善光寺平アートラインも結成された。実は長野県は東京都についで全国で2番目に美術館が多い。県や市町村は本気で美術館を観光資源として位置づけるイノベーションの発想を持ってほしい。
ケータイでもご覧いただけます。
左のQRコードを読み込んでください。うまく読み込めない場合は下のURLを直接入力してご覧ください。
Copyright© Matsumoto Takeshi. All rights reserved.