カテゴリ: つれづれ日記
我が家に帰るとき、空を見上げた。横を流れる川の音を聞きながら、久しぶりにゆっくり夜空を眺める。
昔の人は星空を眺めながら、ギリシャ神話を星空に重ね、織姫や牽牛の物語も生み出した。星空を眺めることができる場所に住んでいることに幸せを感じながら、都市部での光に思いを馳せた。
強烈なイルミネーションと町の光は、空を見上げる喜びを奪ってしまった。現在、世界で20億人以上が天の川を見ることができないという。都市部の光の3分の1は上方へ向かうという。無駄に空を照らしているのだ。無駄なエネルギーが、空を見上げる文化を奪いつつある。
それでも、長野県には美しい星空を見上げることができるところがたくさん残っている。この環境を残し、星空を見上げる喜びを、より多くの人が味わえたらと思う。
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