カテゴリ: つれづれ日記
少し前、我が家から見える川の堤防に何台も車がやってきた。ぞろぞろ人が降りてきて、カメラや機材を川原に運んだので、何かのロケだということが分かった。着物を着た子どもたちもやってきて、どうやら、来春からはじまるNHKの連続テレビドラマ「おひさま」のロケらしい。野次馬を決め込んで川原に行ったら、近所の人たちもみんな見物していた。テレビドラマでも映画並みのロケ隊の人数がいた。ロケというのはなかなか大掛かりなものだ。
後で聞いたら30人くらいのスタッフが来ていたらしい。それに俳優も加えればけっこうな人数になる。この人たちが何ヶ月も滞在すれば、宿泊費や飲食費だけでも、地域にはかなりの経済効果をもたらす。40人が2ヶ月間滞在したとして、1人1日1万円消費したとすると、2400万円が地元に落ちる計算になる。
もっとも、直接的な経済効果よりも、ヒットした映画や大河ドラマや朝の連ドラの舞台になった地域はたくさんの観光客でにぎわうから、観光振興には絶大な効果がある。
近年は地域にロケを誘致するための組織として、フィルムコミッションが各地で立ち上げられている。長野県では上田や松本が熱心な活動を行っている。ぼくは県レベルのフィルムコミッションがあれば、各地の組織とネットワークを作ることもでき、小さな町村の魅力的な地域もアピールできると思っているのだが、どうだろう。もっとも、自然保護や景観が崩れたりしては元も子もないが。
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