カテゴリ: つれづれ日記
昨日は青木村に近い上田市で話をする機会があった。部屋にあふれるほどの方々に集まっていただき、熱心な質問やご意見をうかがうことができ身が引き締まると同時に励まされた。
帰り道、青木村に住み、この二月に亡くなった「いないいないばあ」などの絵本で知られる画家の瀬川康男さんのお宅の横を通った。何回もお宅に泊めていただき、裏山を歩いたり、薪を割ったものだった。修那羅峠を越えるとき、峠で瀬川さんと眺めた石仏群の記憶がよみがえった。それぞれに個性的な表情をした魅力あふれる石仏だった。ふと瀬川さんが石仏になっているような思いがよぎった。
今日は諏訪での集まりがあった。今夜も会場いっぱいになる人々が私の話を聞きにきて下さり、うれしかった。
初めて諏訪湖を訪れたのは小学生になる前だったと思う。まだ人家が少なく、祖母に連れられて和船に乗り、櫓を握らせてもらった記憶がある。祖母は、諏訪湖は冬になると対岸が近くなるのだと話した。下駄スケートで結氷した湖を渡ることができるようになるからだと説明してくれた。
いろいろなところに話しに行く機会をいただくと、それぞれの土地での思い出がよみがえる。
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