カテゴリ: つれづれ日記
昨日は飯田・下伊那地方をめぐった。84歳の現役医師は、草野球の現役ピッチャーでもあり、熱狂的な阪神ファンだった。大学で体育会野球部でプレーをし、40過ぎまで草野球のチームで時々プレーをしていたぼくとしては、あこがれる存在だった。
飯田は水引の産地。さまざまなものをかたどった見事な作品もたくさんある。しかし、最近では中国で生産するものも多いそうだ。手作り工芸品もコスト追求の波は押し寄せている。国内で技術を継承していくことは難しくなって行くのだろうか。
飯田は人形劇フェスティバルで有名だ。中学生や高校生も参加しているという。町の文化的伝統を継承する子どもたちがいることはうれしい。
阿智村の昼神温泉も訪ねた。「もって楽しむ・使って得する!! 物味湯産(ものみゆさん)手形」を1000円で売っている。なかなか読み応えのあるパンフレットにいろいろな特典がつき、10の温泉施設を1年間の期間以内なら一回ずつ利用できる。一回100円の計算になる。このアイディアは昼神温泉だけでなく、県内全域でも展開可能なのではないだろうか。美術館や博物館にも応用できる。実際、東京では「ぐるっとパス」という名で同じ試みがなされ、評判を呼んでいる。長野でも可能なはずだ。
ここに、101歳になる写真家で童画家でもある熊谷元一さんの記念館がある。思わず飛び込んで、懐かしい世界に浸った。母、いわさきちひろの知り合いでもあり、母より9歳年上だ。お元気なうちにどこかの美術館できちんとした展覧会をやりたいという思いが胸をよぎった。
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