カテゴリ: つれづれ日記
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このところ、ブログが疎遠になっていたのは、書いていた本の最後の追い込みで、アップアップしていたからだ。二ヶ月ほど前から、「知事選で見えた信州」というテーマで執筆をしていたのだが、今朝、ようやく脱稿した。農林業から教育、医療・福祉、観光などのテーマから選挙中の滑稽な話まで、ぼくが見た信州の魅力や課題について語っている。400字詰め原稿用紙にすると300枚を少し超えたくらいになる。
来春、しなのき書房から出版される予定だ。詳細が決まったら、ブログに書くけれど、興味のある方は楽しみに待っていてください。
原稿を書き終えて、久しぶりに、近くの野山を散策した。小春日和の気持ちのいい日で、中房川の川原から北を望むと爺ヶ岳、鹿島槍、五龍から白馬三山まで気持ちよく見渡せた。足元の川では太陽の光が紋をつくり、ゆらゆらとゆれていた。
原稿を書いているときは、毎回、本当にきついと思うが、書き上げたときの開放感は筆舌に尽くしがたい。
今年は、知事選に出るという、青天の霹靂のようなことが起こったが、本をまとめてみて、たくさんのことを学んだとしみじみ感じた。この本を書き終えて、新しい道を歩み始める力がわいてきた。
林は葉が落ちて、遠くまで見渡せるようになっていた。明るい太陽の光が差し込む森の小道を、風に舞う枯葉の音を聞きながら歩くのは至福のときだ。川面をかすめて飛ぶ小鳥のさえずりも楽しい。来年は、東山魁夷についての本を書こうかと思う。彼の哲学や自然観は単純ではないが、なかなか魅力的なのだ。
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