カテゴリ: つれづれ日記
お盆休みを利用して今回の選挙でお世話になった方への挨拶もあって上京した。
安曇野の朝晩は秋を感じる涼しさだったのに、東京は呼吸をするのがつらいような湿度の高さだった。どうして人々は東京に集まるのだろう。確かに仕事を見つけやすいということはあるだろうが、生きることの喜びを考えると、もっと多様な価値観があってもいいように感じる。たとえばチベットのJNPは低いかもしれないけれど、だから不幸かといえば違うだろう。
今回、信州を走り回っていろいろなことを感じた。もし、若かったら、林業に取り組んでみたい、とも思った。若いグループが、山を守ることの生きがいを感じながら、何とか生計を立て、たくましく生きていた。自然と、人間の生活の接点に生きるというのは、人とは何かを問い直させる世界だ。デスクワークが多かったぼくにとっては、その大変さは想像できないが、やってみたい仕事だ。
祖父は、戦後安曇野の松川村に開拓農民として入った。もともと梓川村の農家の出ではあったが、陸軍の建築技師だった祖父が60歳を過ぎて開拓に取り組むということは大変な決意がいったことだろう。
人は、何歳からでも新しい人生に挑むことができるのかもしれない。しばらくはものをゆっくり考えたい。
今日、安曇野へ帰る。妻の実家でお盆に帰ってきた先祖の送りをする。それぞれの地に残る文化は大切にしていかねばならない。
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