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つれづれ日記/安曇野ちひろ美術館前館長、長野県信濃美術館・東山魁夷館前館長松本猛(たけし)のBlog

松本猛(たけし)のブログ「つれづれ日記」。日々の感じたことや考えたことなど、つれづれなるままに綴っていきます。

イタリアントマト

更新日:2010.08.19  |  カテゴリ:つれづれ日記

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友人とともにやるはずだった小さな畑に育ったイタリアントマト収穫。選挙中は見ることもかなわなかった畑は終わりに近づいていた。農作業は本当に季節とともに動くものだとしみじみ感じる。

真っ赤になった少し細長いポモドーロ(イタリアントマト)を湯むきしてざく切りにする。オリーブオイルでニンニクをたっぷり炒めたところにこれを入れて、塩少々を加えてぐつぐつ煮込む。えもいわれぬ色と香り。味見して感動!

茹で上げのスパゲッティーにかけ、スパゲッティーポモドーロ完成!妻ににもおいしいとほめてもらえて、笑顔がこぼれる。

自分という人間は、ものをつくることが本当にすきなのだと思う。それは美術館であっても、文章であっても、料理であってもだ。来年こそ畑に関わりたいとしみじみ思う。

松本猛

蒸し風呂の東京

更新日:2010.08.16  |  カテゴリ:つれづれ日記

お盆休みを利用して今回の選挙でお世話になった方への挨拶もあって上京した。

安曇野の朝晩は秋を感じる涼しさだったのに、東京は呼吸をするのがつらいような湿度の高さだった。どうして人々は東京に集まるのだろう。確かに仕事を見つけやすいということはあるだろうが、生きることの喜びを考えると、もっと多様な価値観があってもいいように感じる。たとえばチベットのJNPは低いかもしれないけれど、だから不幸かといえば違うだろう。

今回、信州を走り回っていろいろなことを感じた。もし、若かったら、林業に取り組んでみたい、とも思った。若いグループが、山を守ることの生きがいを感じながら、何とか生計を立て、たくましく生きていた。自然と、人間の生活の接点に生きるというのは、人とは何かを問い直させる世界だ。デスクワークが多かったぼくにとっては、その大変さは想像できないが、やってみたい仕事だ。

祖父は、戦後安曇野の松川村に開拓農民として入った。もともと梓川村の農家の出ではあったが、陸軍の建築技師だった祖父が60歳を過ぎて開拓に取り組むということは大変な決意がいったことだろう。

人は、何歳からでも新しい人生に挑むことができるのかもしれない。しばらくはものをゆっくり考えたい。

今日、安曇野へ帰る。妻の実家でお盆に帰ってきた先祖の送りをする。それぞれの地に残る文化は大切にしていかねばならない。

松本猛

選挙を終えて

更新日:2010.08.10  |  カテゴリ:つれづれ日記

ご無沙汰しておりました。

17日間の選挙戦が終わりました。私を支持してくださった方々には、ご期待にそえず本当に申し訳ありませんでした。

昨日は松本駅前で、お礼と期待にそえなかったことへのお詫びの辻立ちを行いました。その中で目に涙をいっぱい浮かべて私の手を握ってく下さった年配の女性がいらっしゃいました。期待にこたえられなかった悔しさが胸にこみ上げてきました。

189793票。この票は、誰かに頼まれたから入れたというのではなく、私の訴えてきた「子どもと自然と文化を大切にし、お年寄りや障がい者が安心して暮らせる長野県を目指すこと、そして無駄な大型公共事業を見直すこと」への明確な支持の意思がこめられたものだと思います。その意味で、この票のもつ意味は重い。私はこの思いをどう受け止めたらいいのか、しっかり考えねばならないと思っています。

選挙戦のさなか、本当に感動的な出会いがいくつもありました。楽しいことも、苦しいことも、思わず笑ってしまうようなこともたくさんありました。私は、物書きの端くれなので、このさまざまな経験をできれば文字にしてみたいと思っています。

今日は、久しぶりにのんびりとしたときを過ごすことができました。山の力強さと美しい姿に感動し、川の瀬音の心地よさに微笑み、心を慰められました。キッチンに立つ喜びもよみがえりました。

このブログ、また、気ままにつづっていこうと思います。

松本猛

いよいよです!

更新日:2010.07.21  |  カテゴリ:つれづれ日記

ご無沙汰していました。

さすがに忙しくなって、なかなか書けない日が続いていました。県内各地を回り、会ったこともない人たちから、熱い声援を受けるたびに、責任の重さを感じつつ、決意を新たにする日々でした。

明日から選挙戦に入るので、ブログの更新ができなくなります。

全県をめぐるので、もしどこかで、見かけたら、ブログ読んでいたよ!と声をかけてください。必ず返事をします。

では、8月8日以降にまた、ブログ上でお会いしましょう。

松本猛

参院選から知事選へ

更新日:2010.07.12  |  カテゴリ:つれづれ日記

参議院選挙が終わって、いよいよ知事選が動き始める。

参院選の結果をどう見るか、は多くの人の関心の的だろう。ぼくは小泉圧勝選挙、自民党大敗、今回の選挙というダッチロールのように揺れ動く選挙結果の中に、国民が、何を信じていいか分からないという状況が如実に現れていると思う。

高度成長時代が終わり、戦後体制も崩れ、日本はもとより世界中が新しい価値観を求めて模索している。

しかし、新しい確かな価値観も芽生えている。核兵器廃絶へ向かおうという動き、CO2 削減をはじめとした、地球環境を守ろうという動きなどは誰にとっても納得できるものではないだろうか。

県知事選の中でも、長野県の未来を考える論議が求められるとぼくは思う。県の未来を担う子どもたちの教育の問題、食糧自給とも絡む農業の問題、災害の防止、自然保護ともつながる森林問題、林業の課題など、緊急の課題と同じレベルでスケールの大きな論議をしてみたい。

松本猛

小布施町長、市村良三さんと

更新日:2010.07.10  |  カテゴリ:つれづれ日記

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小布施町長の市村良三さんと山盛りのそばを食べた。市村さんさんから「応援するよ!」と励ましをいただいた。

小布施の町づくりには以前から敬意を払っていた。「ローマは一日にして成らず」の言葉通り、小布施の町も何代もの町長の努力もあって、現在の美しい町並みが生まれた。市村良三さんは、小布施堂の社長で私の後援団体「わくわく信州」の代表をしてくださっている市村次夫さんらとともに若いときから、町づくりの先頭に立ってこられた人だ。

県内には、すばらしい取り組みをしている自治体がいくつもある。県内を歩きながら、その経験を県がしっかりと学び、集約し、生かしていかなければならないと思う。

松本猛

七夕の夜

更新日:2010.07.08  |  カテゴリ:つれづれ日記

今夜は残念ながら天の川は見えなかった。

しかし、天の川を見ることができる安曇野に住んでいることを幸せに思う。文明の発達という、巨大な流れの中で都市部では空を見上げるという習慣すらなくなり始めている。

今夜は、織姫と彦星の変わりに、夜更かしのカエルが、相聞歌を鳴き交わすがごとくいい声を響かせていた。一匹ずが鳴いては、別のカエルが応えるという風情はなかなかいい。

カエルの鳴き声の合間に、川の瀬音が響く。

こういう幸せなひと時は、都市にはない。

信州の自然環境を守り続けるならば、都会からこの地を求めてくる人々が必ずや増えるだろう。

自然の中で生きる幸せをあらゆるメディアで語り続けるならば、ⅠターンやUターンの人も、もっともっと増えるかもしれない。

農林業をやりたいと願っている都会の人は決して少なくない。それが、いい形で定着するようにサポートできるといいのだが・・・。

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松本猛

7月8日(木)夜 「安曇野市」にて農業問題の勉強会に参加します

更新日:2010.07.07  |  カテゴリ:つれづれ日記

7月8日の夜、安曇野市にて農業問題の勉強会に参加させていただきます。

松本猛

南信州

更新日:2010.07.06  |  カテゴリ:つれづれ日記

昨日は飯田、下伊那の各地をめぐる。

急峻な山に囲まれた地域は、すばらしい景観で感動の連続だが、どこも過疎化の問題は大きい。

農林業の問題も、住んでいる人や自治体に重くのしかかっている。

しかし、根羽村の林業の取り組みをはじめ、それぞれの自治体は必死の努力を続けている。県の農林業への技術指導への期待もある。

現場の声を、よく聞き、たくさんの人々の知恵を出し合わなければ、困難には立ち向かえないだろう。

松本猛

介護の青年たち

更新日:2010.07.04  |  カテゴリ:つれづれ日記 >講演会

介護の現場で働く青年たちの集まりに参加した。

「自分がやめたいと思っているのに、やめたいという新人にがんばれといわねばならない」

「食っていけない!」「人が足りない!」「現場への理解が無い」・・・

多くの問題を訴えながらも、彼らは自分たちの仕事に誇りを持って、明るく一所懸命がんばっていた。

介護の問題の重要性を世の中がしっかり考えていく必要性を強く感じた。

施設のショートステイのベッド確保のためには県の補助がどうしても必要だ。小さな規模でがんばっている施設の実態をよく知ることによってこそ、適切な政策が出来るはずだ。現場の声をもっともっと聞かねばならない。

松本猛

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